主の山より、巻II

第21章


驚き

「貴い子よ、あなたの叫びが私の最も奥まった部屋まで、天の高き所まで、私の山の頂までも聞こえてきました。ご覧なさい、子よ、サタンがあなたの脚に鎖をはめようとしていました。この鎖を呪って消し去らせなさい。また、それを送って来た邪悪な源を呪いなさい。」

「貴いイエス様、あなたの御名の中で私はその鎖を呪って消し去ります。そして、それを送って来た邪悪な源を呪います。突然、それは消えてなくなります。そして、私はあなたの山の高い所、あなたの最も輝かしいエネルギーのただ中にいるのに気付きました。私の主よ、だれがこのことを祈ったのですか?

「子よ、親類があなたを止めさせようとして祈っているのです。あなたを鎖で縛ってあなたの働きが出来ないようにするためです。」

「どうしてそのようなことがあるのでしょう?私はだれにも悪意を持ってはおりませんのに。」

「あなたに敵対する彼の祈りが邪悪な者によって答えられたのです。しかし、あなたには何の影響もありません。あなたは何が行われたか見ており、それを上回るパワーをあなたは持っているからです。彼はあなたが悪に仕えていると本当に信じて、あなたがうまく行かなくなることを祈っているのです。」

「彼はどのようにしてそんなに騙されたのでしょうか?」

「無知。彼は私の霊の識別力を用いずに、自分の思いを用いています。」

「私の主よ、その祈りは残念なことです。でも、私は彼に危害を加えたいとは思いませんわ。私に対する彼の祈りを失敗に終わらせて下さいませ。彼が私に敵対する祈りを始めるなら、いつもそれが挫(くじ)かれて、何を祈ろうとしていたのか忘れてしまいますように。」

「分かりました。あなたに対する彼の祈りは閉ざされて、どこにも行きません。彼が祈ろうとしても差し止められて、思考の連続を失ってしまいます。さて、子よ、あなたはすばらしい光の輝く上部の部屋にいますよ。」

「私の主よ、彼は私を投獄して、鎖で繋いでおくように祈ったのでしょうか?」

「両方。」

「私は彼の無知を赦しますわ。」

「子よ、ほら、あなたの前をご覧、ステンドグラスの窓の前に祭壇があります。」

「純粋な輝く白色光の中に美しい窓が見えます。」

「祭壇の前で膝を屈めなさい。」

「私の主よ、私はここで膝を屈めております。私の横に蓋付きの缶があって、その中にいくつかのキーが入っています。白色光に輝く金の合い鍵が一つ、この缶から浮き上がって来て、私の左手をそっとつつき始めます。」

「そのキーをお取りなさい。」

「私はそれを持ちました。」

「さあ、ステンドグラスの窓の脇にある輝いているドアの方に行って、キーを使ってドアをお開けなさい。キーにある言葉、『驚き』に注目しなさい。」

「私の主よ、私はキーをドアに差し込みます。それを廻しますと、突然ドアが姿を消します。次に、私のブレスレットに下がっているキーを取って、それを右手首の周りに滑らせます。キーの横面に『隠された』という文字が見えます。その反対側には『宝』とあります。ドアの強力な白い光のエネルギーが私を前方へと引っ張って行きます。私は板張りの床の上にうつ伏せになった状態で止まります。見回すと、お祝いをしている沢山の人が見えます。吹流しが天井や様々な金具から揚がっています。そして、皆はかなりのお祭り気分のようです。私の前に居心地のよい暖炉があって、その暖炉の両側には窓があります。窓から見ると夜も間近のようです。雪がしんしんと降っています。私が背筋を伸ばしますと、人々が歌い始めます。

『これはあなた、あなたのための歌です、

愛の、喜びの、成長の。

なぜって奥義が来ては、奥義が過ぎ去るから。

でも、時間をかけた訓練によって、

すべてが分かります。

すべてが分かります。』

彼らは歌い続けますが、私はビジョンの中へと引き込まれます。栗毛の馬が馬車を引いているのが見えます。すると、それが突然、美しい白馬に変わります。地味で茶色だった馬車が金色に輝き始めます。馬車は非常に大きな白い家の正面に止まります。その家では大舞踏会が催されています。スマートな若い男性が馬車のドアを開けて、白いガウンで着飾った美しい女性の手を取ります。大農園時代を思い出させる光景です。この女性は一人だけで大舞踏会に入って行くようです。彼女は主賓のように見えます。

彼女は上側のバルコニーからドアを入って、ずっと下の舞踏場を見下ろします。沢山の人々がダンスをしたり混じり合っているのを見えます。彼女はひとり立って、下の方をじっと見つめます。しかし、彼女はすぐ執事によって遮(さえぎ)られます。執事が言います、『マダム、ショールをお取りしましょうか?』 『いいえ、私はここに長居はしませんわ。』と言います。突然、女性が昔の軍人の姿に変わります。恐らく米仏戦争あるいはそれ以前の姿です。突然、彼は下に飛び下りて、みんなと交わり始めます。すぐ、彼は脇部屋に入って行きます。そこで、彼は軍人の変装を取り去って、再び大舞踏会の衣装をした女性となって現れます。

『大舞踏会はいつまで続くのでしょうか?』 彼女は青と黄色の服を着ている戦友に尋ねます。彼は『水が熱くなるまで。』と言います。『それから、靴下留めを取りなさい!さあ!取りなさい!旅が長くなるからです。』彼は靴下留めに手を伸ばしてそれを取ります。そして刻まれた文字を読みます。『私はケーキを取る。』 女性は窓の正面に座りますが、彼が暗闇の中に姿を消すのを見て泣き始めます。外は深い雪です。彼女はその男性がうまく行かないのではないかと恐れます。

『マダム、マダム。』パーティーの方からだれかが言います。『よろしゅうございますか?』 『勿論、大丈夫よ。』と私が言います。私はまた外の雪を見ます。それから、私の手首のキーを見ます。『ケーキにナイフを入れましょう。今日はあなたの誕生日です。おめでとうございます。』と一人の青年が言います。それから、彼はケーキを切ります。ケーキの真ん中に、『おめでとうございます。』と書いてあります。ケーキの縁には、『あなたはどうしたら友人に、いいえ、と言うことができますか?』 その金髪で青い目をした人の善さそうな青年が、ケーキを11等分に切ります。彼が、『さあ食べましょう。夜がやって来ます。そして、ひどい雪になります。』と言います。

それから、その親切な青年が受け皿にケーキを一切れ乗せて私にくれます。彼が言います、『全部お上がりなさい!』 私はケーキを取ってみな食べてしまいます。すぐに、私の胃が膨らみ始めます。私は非常にお腹がいっぱいになったと感じます。青年は、私お腹がいっぱいになったのを感じ取って言います、『こちらに、火のそばにおいで下さい。ケーキを食べたらみんなそうなるのですよ。』 『これはいったい何のパーティーなの?ケーキは見かけは良いけれど、食べたらお腹がずっしりと重くなってしまったわ。』と私が尋ねます。

『これはあなたが高貴へとお昇りになるためのパーティーですよ。そして、ケーキはあなたの魂のための食物です』と金色の髪をした男性が答えます。『あなたが上へと昇られるのは良く見えるかも知れませんが、その重みで、あなたは重くなります。』 『高貴ですって!私は高貴なんかじゃないわ。』 私はどもります。

そのシーンの中で、私の主イエス様、あなたがお話しになるのが聞こえます、『カット、子よ、カットです!』 これは映画制作の一場面で人がストップを掛けるのを思い出します。それから、私が祭壇の横に立っているのに気付きます。そこから私は始めます。私の手首にはまだキーがあります。輝いているキーを見ると、私は、キーの軸に書かれていた文字が変化したのがわかります。一方には、『私は奇跡を』他方には、『信じる。』と書いてあります。私の主よ、この出来事は一体何のことなのかさっぱり分かりませんわ?」

「子よ、あなたはどこから始めたか?」

「祭壇の側で膝を屈めました。」

「あなたの前に何がありましたか?」

「大きくて美しいステンドグラスの窓と輝く白いドアがありました。しかし、それとどんな関連があるのですか?」

「その窓はあなたの魂へと至る窓です。そして、ドアはあなたの別の部分へと通じた私のドアです。」

「私には分かりませんわ。」

「子よ、私は『驚き』と書かれた合い鍵をあなたに与えませんでしたか?」

「はい、私の主よ。『驚き』とは何でございましょうか?」

「私のドア。」

「それはどういう意味ですの?」

「あなたの別の部分を開く私のドアの後ろに何がありますか?」

「お祝いの集会。」

「それはあなたを称えるパーティーです。」

「『隠された宝』とはどういう意味ですか?」

「キーをご覧、子よ、何が見えますか?」

「私が非常に愛しているある男性です。」

「彼も同様にあなたを愛しています。」

「この男性はだれですか?」

「子よ、テントに入って、その男性にカードをお配りなさい。何が見えますか?」

「私はすべての人の心が見えます。でも、彼はだれですか?」

「彼のシャツの後のラベルを開きなさい。」

「私の主よ、私の夫の名前が見えます。」

「彼はあなたの隠された宝です。」

「私の主よ、彼は私に隠されてはいません。彼が私の宝物であることは存じております。」

「しかし、子よ、この宝の深さはあなたに隠されています。」

「私の主よ、あなたが語っておられる事の深層を理解出来ますようにお助け下さい。」

「よろしい。だれがあなたの為にこのパーティーを開いているのですか?」

「知りませんわ。」

「上からの天使たちです。」

「私の主よ、なぜこのパーティーが開かれているのですか?」

「それはあなたが大事にされているからです。」

「彼らは私のために歌うのですか?」

「そうです。」

「それが驚きなのですか?」

「それと他にも。」

「それは何でございましょう?」

「虹と花、子よ。」(訳注:いずれも複数)

「私の主よ、まだ理解出来ませんわ。」

「子よ、リボンの掛かった本を取りなさい。リボンを取り、カバーの内側を見て、それを読んでください。」

「こう書いてあります、『親愛なるリンダ・ニューカーク様。私たちは時間において別の宇宙にいるあなたの兄弟姉妹たちです。私たちはあなたの道に敬意を表します。別の時代における十二人の祝福された聖徒たちの団体より。』 まあ、何と愛しく貴い方々でしょう!この人たちを祝福して下さいませ、私の主よ!この本についてもっとお話して下さい。」

「子よ、『山よりシリーズ』をご覧なさい。」

「はい、私の主よ。しかし、なぜ彼らはカバーの内側にサインをしたのですか?」

「子よ、それはこの人たちがあなたの働きに敬意を現すために愛をもってしたことです。なぜなら、あなたは気が付いていないのですが、彼らが大舞踏会にいるように役割を果たしているのだからです。」

「すると、彼らはこの働きの完成を祝うパーティーの準備をしているのですか?」

「その通りです、子よ。」

「しかし、ケーキにはうんざりです。」

「子よ、うんざりしているのはあなただけではありません。その準備をして食べた人たちもそうです。」

「なぜなのでしょうか、私の主よ?」

「子よ、このパーティーは働きが出版されたお祝いです。しかし、それを消化するのは重くて困難です。」

「そのことは分かりますわ、私の主よ。」

「子よ、それは重いけれども、あなたは消化します。そして、そのパーティーを催す人たちと一緒にお祝いをします。彼らは、この働きを注意深く見守っており、その背後で、あなたの知らないところで働きを為すのです。」

「どんな働きでしょう?」

「二三例を挙げると、移動、保護そしてイメージングを通しての働きです。子よ、あなたは生まれる前からこの働きのために選ばれていたのですよ。」

「しかし、私はこの働きのゆに迫害されますでしょうか?」

「はい、ある者たちによって。」

「そして、この働きのために私は殺されるでしょうか?」

「あなたの命は私の愛のために短くされます。」

「私の主よ、そのようになさって下さいませ。それ以上に良い理由はございませんわ。強さを下さいませ、私の主よ、あらゆる点であなたの御意志を行うためです。私にはもう一つ質問がございます。馬車の女性についてですが、あれは私でしょうか?」

「はい、子よ、あなたは物質界の馬に引かれた馬車の人から、私の馬に引かれる馬車の人に変身します。」

「なぜ私は女性、次に男性の兵士のようになるのですか?」

「子よ、あなたは女性に見えますが、あなたは戦士、私のための兵士です。」

「なぜ古めかしい軍服なのでしょう?」

「あなたは古い時代から戦士だったのですよ。」

「なぜ、私は大舞踏会で他の人たちと踊っていたのですか?」

「戦士として、あなたは多くの天使たちと踊ります。これが戦士の道です。なぜなら、あなたの働きにおいて、彼らを必要とするからです。」

「青と黄色の兵士はだれですか?」

「これはあなたの息子です。」

「私は息子に大舞踏会がどれくらい続くか尋ねますね?」

「その通り。」

「なぜですか?」

「子よ、あなたは脇部屋で彼と話しますか?」

「はい、私の主よ。」

「それでは、彼は大舞踏会の一部ではないですね?」

「そうだと思います。」

「その通りです、子よ、彼はこの働きを祝いません。」

「なぜですか、私の主よ?」

「なぜなら、彼は主の事柄が喜ばしくないからです。」

「どうぞ説明して下さいませ。」

「子よ、彼はあなたの霊性は『水が熱くなるまで』持続すると信じています。」

「それはどういう意味でしょうか?」

「困難の時が襲うまで。彼はあなたの霊的な命の深みを知りません。」

「彼はなぜ『私はケーキを取る。』と書いた靴下留めを取るのですか?」

「子よ、彼はケーキを取りませんか?」

「はい、私の主よ、彼は取ったと思います。」

「彼のあなたに対する、またあなたの家族に対する深い冷たさがあなたには分かります。彼は外の寒さの中に出て行きました。そして、あなたは彼がうまく行かないのではないかと恐れます。」

「私の主よ、彼の魂が失われるのではないかと恐れます。どうか彼が失われませんように。」

「子よ、暖炉の横をご覧なさい。だれが見えますか?」

「青と黄色の服を着た兵士が見えます。」

「子よ、彼はケーキを食べますか?」

「私の主よ、食べます。彼が火の近くに立っているのが見えます。そして、彼のお腹がふくらんでいます。私たちと同じようにお腹をさすっています。」

「他にあなたの知っている人たちが見えますか?」

「はい、私の兄弟。私の母はベッドにいますが、それを食べます。私の夫はガラスの壁の後ろにあるテーブルで勉強しています。私は壁に穴を開けて一切れ彼に差し出します。しかし、彼は言います、『沢山だ。』 彼はケーキを口にくわえて食べたところです。ケーキを味見をした私の姉妹が見えます。しかし、彼女は部屋から雪の中へ飛び出して行きます。彼女は、『苦い、苦い、このケーキは食べないわ。』と言います。

「そのケーキとは、私の子よ、その本のことです。」

「何人がこのケーキを食べるでしょうか?」

「子よ、ご覧、…『何百万』。」

「私の主よ、このビジョンの中では誕生日会に雪が降っています。しかし、私の誕生日は夏ですけど。このことを説明して下さいませ。そして、また、『あなたはどうしたら友人に、いいえ、と言うことができますか?』について説明してくださいませ。」

「子よ、それはあなたの人生の冬にやって来ます。それが私の前でのあなたの誕生日です」

「どのようにしてそのように?」

「この書き物をあなたが人々へと産み出した日です。そして、あなたはあなたを愛する友人たちに、どのようにして『いいえ』と言うことができますか?」

「分かりました、私の主よ、でも、なぜ11切れなのですか?」

「子よ、よくご覧、今月から11カ月です。これで、なぜだか分かりました。また、あなたがなぜ食べなければならないかも分かります。なぜなら、真冬が来ようとしているし、暗い夜があなたに及ぼうとしているからです。

「私の主よ、この『高貴』への上昇について説明してください。あなたはご存知です。私は普通の人間です。ただあなたの道を歩くことを愛して、人に知られようなどとは思いもしませんわ。」

「そうです、子よ。しかし、他の者たちが高い位置に引き挙げようとします。これには、あなたの選択の余地がありません。」

「私の主よ、他の人たちが何をしようと、私はシンプルにしていますわ。世の事柄は私にとって何の価値もありませんもの。」

「その通りです、子よ。そのことは分かっています。私はイエスです。そう エホバ、… 地球のいと高き神です。」

目撃した通りを、口述を受けて、記録しました。
1997年10月24日

リンダ・ニューカーク

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